携帯電話が鳴り....2011/04/16 13:24


今朝はしっかり寝坊。 ベッドの中で結構な揺れを感じて起きました。

起き抜けにパソコンに向かっていると、珍しく(私の場合はそう)、携帯が鳴りました。 「はい」、「あのう~ 住宅の件で電話したのですが」

おや? 最近いたるところで携帯番号も書いているので、被災者様関係の問い合わせかと一瞬身構え、メモ用意して....

「市役所にも連絡しているのですが、なかなか水モレが留まらなくて、すぐじゃなくていいので、見てもらいたいんですが」 ちょっと柔らかい関西訛り.... うん? なんか違う。

「すみません、こちら東京は八王子市に住んでいる者ですがご用件は私宛ではないようですが....」 「あっ、すんません~ 聞いた番号にかけたつもりでしたが、違いますね」

ということで、単純な番号違いだったようで....  しかし、いつほんまの電話がかかってくるかもですから、準備は怠らないように! (笑)

究極の選択(サンデル)2011/04/16 23:46

NHKにはやられました。 と言うか、マイケル・サンデルの白熱教室の延長特別番組に、震災をテーマにした特番を持ってきているとはさっきYahoo! TVガイドを見るまで知らなかった。

実はサンデル教授の「ハーバード白熱教室」、始まったばかりの2回とその後来日時の東大での特別授業の数回しか見てない(それも、途中まで)のですが、その考え方(論理の組み立て方)などとっても参考になっていたので、いつかまとめて見たいとは思っていました。

ついこの間、2~3日前に新聞記者氏と電話していた時のこと。 例の「郵政宿舎」の件を説明していた時、同じタイミングで検討されていた別の県の宿舎がOKになっているのに、こっちはまだなのだという事実を話したら、さすが記者ならではの視点で、「耐震強度ですかね?」と逆に聞かれた。 場合によっては、そういう基準で外れるケースはあるのでしょう、取材でいろんなケースを見ているので視点が広い。 「大和田郵政宿舎」については、建築にお詳しい方も実際に見ていらっしゃるので、その問題はないでしょう、と話しておきました。

(さてここからは仮定の問いですが)

ここで諸君に問いたい! (サンデル教授風に)

君は国土交通省の担当官で、ある建物を被災者に利用するための最後の関門である「耐震性」の審査に当たっている。 仮に国の定めた基準が「10以上であること」だとして、検査の結果は 9.6 かつ担当官の判断マージンが 0.5 有るとしよう (つまり、規定の積算の計算だけでの結果が 9.5 であっても、担当官として総合的に良好だと判断できるマージン点が 0.5 あるとして)、君ならどういう報告書を書くか?

OKが出れば、約 1,000人の被災者が過酷な避難所生活から解放され、プライバシーのある個室で柔らかい布団で寝られる、かたや万が一の大地震がここにも来ることを想定し、数字は数字として NGとするか。

あなたならどちらを選択しますか?

(注: これはあくまでサンデル風「正義の問い」の例です。 現実に話題としている宿舎とは関係ない、架空の問いですので くれぐれもお間違いのなきようお願いします。)