家庭の使用電力削減率は?2011/09/23 23:14

 私の住んでいる八王子市のホームページで今夏の節電対応の結果が 報告 されています。 『噂』 によると当市の市長さんは節電にはことのほか熱心だそうで(放射能には無関心で、議会で全会一致で採択された請願にも無反応か??)、そのせいかどうかはわかりませんが、市役所本庁舎での電力削減率(7月度)はなんと 40% を優に超える数値が出ています。市民センターや体育館、文化会館などの公共施設での節減率も、上の URLでごらんいただけるように、目標をはるかに超える数字をたたき出しました。 まぁ、削減はもちろん悪いことではないですが、ここまでやるには相当無理をしたのではないかと少し心配にもなりますが.... と、長くなりましたがここまでは序章でして、本題はここから。

 大規模事業者はやはりたいしたもので、ほぼ15%の目標をかなりの精度で達成しています。その管理能力たるや、怖いくらいですね、恐ろしいともいえます。 さて本題は、『家庭・小規模事業者』 の削減率についてです。 まだ6月、7月の二ヵ月分だけのデータですが、極めて低調な結果になっています。 平均しても 5.65%の削減率、15 %なんて夢のようです。
ホームページでは7月分しか見れないので、一ヶ月前にメモしたものと併記・再掲すると下記のごとく。

 (6月)
   市内全体の削減率内訳
   電灯契約分(主に家庭、小規模事業者)   5.3% 削減
   電力契約分(主に大規模事業者)        14.1% 削減
 (7月)
  市内全体の削減率内訳
  電灯契約分(主に家庭、小規模事業者)   6.0% 削減
  電力契約分(主に大規模事業者)        16.6% 削減

 一般家庭での節電の難しさが、改めて浮き彫りになった感ありがありますね。8月末に放映されたNHK番組での飯田哲也さんが出した2020年予測では20 %の使用削減が織り込まれたうえで、原子力からできるだけ脱却(比率として( 0 ~ 10%)となっていますが、そもそも本当に削減ができるものなのか、よほどの覚悟を持って望まないと結局は絵に描いた餅になるのでは、との危惧を抱いてしまいました。 『脱原発』、誰も正面切って反対はしないだろうけれども、現実はというと....。

 さて、お宅はどれくらい削減できましたか?

(出展 URL:)
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/seikatsu/kankyohozen/ondankaboshi/030298.html