シベリアの.... ― 2012/07/02 23:21
「シベリアの はなしぽつりと 大晦日」 峰子
今年83歳になったわたしの母が、数年前 まだ親父が健在だった頃に詠んだ一句だそうです。
今年83歳になったわたしの母が、数年前 まだ親父が健在だった頃に詠んだ一句だそうです。
その父も、日付が変わるとちょうど3年前の夏の朝、88歳で旅立ちました。 無口な親父でしたし、わたしも大学に入ってから実家を離れてしまったので、戦争のことその後のシベリアでの生活のこと、聞けませんでした。 今思うと、なぜもっと話を聞いてやれなかったのか、いや話すことも憚れられるほどの体験だったのか、それはわかりません。 滅多にそんな話をしないおやじが、なにを思ったか大晦日にポツリとそんな話をしたのかと....。 わずか十七文字で、そんなおやじを思い出させる一句です。
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